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ケルベロス再来

ども。

ケルベロスって、知ってます?

ギリシャ神話に出てくる冥界の王ハデスの飼っている【地獄の番犬・三つ頭の犬】です。あ、近年ではあの「ハリーポッター」にも登場してました(確か、どこかの番をしていた気がする)。

でも、それではありません。

ケルベロス東京市街戦首都警特機隊全記録 (Gakken Mook) (ムック)

犬狼伝説―Kerberos panzer cop (完結篇) (Kadokawa comics A―藤原カムイコレクション) (コミック)

人狼 JIN-ROH [DVD]

古くは「天使のたまご」「うる星やつら・ビューティフルドリーマー」、近年は映画「スカイ・クロラ」(これって当たったのかなぁ)の監督で有名な、押井守氏原作の【ケルベロス・サーガ】シリーズであります。

内容を簡単に言うと、第二次世界大戦にアメリカが参戦せず、欧州戦線でドイツ第三帝国が勝利し、ドイツ側陣営・イギリス側陣営・共産主義側陣営(中国は国共分裂)という戦後体制になってしまった世界のお話。日本はドイツ陣営に組み込まれた中で、時代の境目を迎え、ワイマール体制(まぁ現実世界でいうところのヤルタ・ポツダム体制か?)からの脱却を狙う政府の思惑、極左ゲリラ(セクト)と首都警特機隊との闘争、体制内の権力の暗闘、そして隊員たちの苦悩etc.。感覚的には昭和30年代の安保闘争時代のパラレルワールドという感触の物語です。

このかなり緻密に綿密の作られた世界を、「コミック」「アニメ」「実写」で描いている訳ですが‥‥

まず「コミック」。作画を藤原カムイ氏が主に担当しています(他も描いている)。藤原カムイ氏は好きな作家の一人です。「雷火」や「ロトの紋章」などで有名かと思いますが、この作品も画力の凄さと、あの圧倒的な書き込みで描かれています。それが作品にリアリティーを与え、個人的には「モノクロ感」というか時代的な“くすみ”を感じます。

次が「アニメ」。私は「人狼」しか観てませんが、これも「コミック」同様の手抜きのない作品に仕上がっており、爆風と薬莢、銃の発射音と閃光、そこにプロテクトギア(装甲服)を装着した首都警特機隊員。いやーーー、ミリタリーおたくとしては痺れますねぇ(笑)。もともと映画作品であっただけあって完成度は高いです。

で、「実写」。すいません、実は観てません(涙)。ただ、主演の千葉繁氏は元々のキャラクターのモデルですし、俳優としての演技力もしっかりしています。また共演の鷲尾真知子氏も同様です。というか、彼女って最近女優業の方が主になっていますがね。20年以上前の作品ですが、近々、奥さんに秘密でDVDを購入する予定ですので、観たらまた報告いたします。

余談ではありますが、この作品世界で一番際立った存在はやはり「プロテクトギア」です。デザイナーは出渕裕氏。この装甲服無くしては、この世界の重さ、首都警の悲哀は表現できないと思います。これも奥さんには内緒ですが、フィギュアの購入も検討中です(笑)また、軍装品・火器類・車輛・航空機、全てがドイツ系で固められていることも大きな要素です。あ、マニア的にね(笑)

首都警特機隊の信条である「立ち塞がる者あらばこれを撃て」という言葉に含まれる、力持つ者の孤独と、力を持つ故にその力の束縛から脱せずに滅びの道を進まざるをえなくなる現実。はっきり言って涙ものです。

で、ここにきて、学研からムックも出て、今年中に「犬狼伝説」も愛蔵版が出るとのこと。(版権が移ったのですね)楽しみですよね。まあ古い作品ですから、未読・未観の方も多いかと思いますが、是非是非お試しください(笑)

ではでは。

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